お問合せは042-505-9740

白内障、手術前の流れ

手術の予約

日時の相談

両眼ともに白内障がある場合は、どちらの目を先に手術したいか、更に日にちや時間の相談を行います。
手術後1週間は合併症などの危険があります。日程を決めるにあたって、遠方に旅行や出張などが予定されていたり、すぐに来院できないような行事が予定されていたりする場合は、そのような予定より1週間以上前か予定の後に手術を組むことを提案させていただいております。ご旅行の予定の有無などをお伝え頂ければ幸いです。

術後屈折値の相談

手術で目の中に新しいレンズ(眼内レンズ)を入れますが、その度数を調整することで、元来強い近眼だった方を軽い近眼にしたり、強い遠視の方を弱い遠視にしたりすることができます。近くは老眼鏡をかけても良いが、遠くはメガネ無しで見たい、若い頃からメガネをかけていたので、今後も近視のままで良いので、老眼鏡無しで近くを見たい、などご希望に添えるように、相談させて頂きます。

手術方法の説明と同意書の署名

日時や術後屈折値の相談とともに具体的な手術方法のご説明を行います。手術することに同意していただきましたら、同意書にご本人か代諾者にご署名をしていただきます。もし、可能でしたら手術の予約をする日は、ご本人だけでなく、ご家族様などご一緒に来ていただき、お話を聞いていただければ幸いです。

手術前の準備

術前点眼

2日前から点眼を始めます。眼瞼(まぶた)や結膜(しろ目)などには常に細菌がいます。この細菌が白内障手術の傷口から目の中に入ると眼内炎と言う重篤な合併症を引き起こします。そこで、少しでも細菌を減らすように、当院では、2日前から抗菌剤の点眼をしていただいております。

術前の注意点

手術後、数日は洗髪や洗眼ができませんので、前日や当日の手術前に洗髪や洗眼をお済ませください。

当日は目の周りを含めお化粧は控えてください。

食事は特に制限はありませんので、通常通りおとりください。

常用薬があれば、通常通り服用ください。外科などの手術では、たくさん出血するので「血液をさらさらにするお薬」は1,2週間前から服用を制限することがありますが、白内障手術は殆ど出血しませんので、特に制限することなく服用してください。むしろ、服用を制限して体調が変化しないようにしてください。「血液をさらさらにするお薬」が処方されている方が、かかりつけの内科で「白内障の手術を受けます」とお話すると、お薬を制限しましょう、と言われることがありますが、「白内障手術では制限はしなくて良いそうです」とお伝えください。