お問合せは042-505-9740

白内障、当日の流れ

散瞳剤の点眼

白内障手術は、瞳(瞳孔)を広げた状態(散瞳と言います)で行います。当日は手術予定時間の1時間半前から散瞳剤の点眼を行います。ご本人の希望により、ご自宅で点眼をしていただいても良いですし、早めにご来院いただき当院で点眼させていただいても良いです。

来院や帰宅にあたって

手術当日は、お一人で来院していただても結構ですが、自転車やお車での来院はお控えください。片目に眼帯をしているので、手術後はどなたかお迎えに来ていただくことをお勧めいたしますが、タクシーでご帰宅されても結構です。また、当院では、ご希望がありましたら、手術後にご自宅までお送りするサービスを行っております。但し、その際は、手術の順番をご相談させていただくことがありますので、早めにスタッフにお伝えください。

服装

普段着で結構です。消毒液で目の周りを洗浄しますので、白っぽい色の服装は避けた方が良いです。また、洋服は首が詰まった服装ではなく、前開きの服装が好ましいと思います。帰宅時には眼帯をしておりますので、履きなれた靴がおすすめです。

手術室

順番が来ましたら、スタッフが手術室にご案内いたします。手術は歯医者さんの治療用の椅子を似たリクライニングのベッドで行います。このベッドは、眼科手術用に設計されており、腰や首の付近は患者様の姿勢に合わせて調節ができます。普段、腰が曲がって真直ぐに仰向けに寝ることが難しい方でも、苦痛を感じることなく仰向けになることができます。それでも腰が痛いなどあれば、タオルなどで、痛みを軽減するように努めております。

仰向けになったら、手術を行う目の周囲を洗浄したのちに消毒します。その後、清潔な布(ドレープと言います)でお顔を覆います。さらに、まつ毛は周囲の雑菌や目やにで汚れていることがあるので、透明なドレープで覆います。

次に、麻酔の点眼を行います。以前は、しろ目やまぶたに注射の麻酔を行っておりましたが、手術の進歩により手術時間が短くなったので、点眼麻酔のみで十分に痛みは感じないで手術を受けられるようになりました。

手術終了後

手術終了後に抗菌剤の点眼で洗浄し、抗菌剤の軟膏を傷口に塗って眼帯をします。眼帯は、良く見かけるガーゼの眼帯ではなく、金属製の眼帯です。これにより、当日誤って目に触れたり、就寝中にうつ伏せになったりしても目が圧迫されることはありませんので、ご安心ください。

帰宅後

手術当日は、帰宅後すぐに寝る必要はありませんが、出来るだけゆっくり過ごしてください。テレビを観たり、家族と団欒したり、お食事をすることは構いません。飲酒・喫煙は控えてください。眼帯をしていない部分のお顔を拭くことや足を洗う程度は構いませんが、入浴や洗髪はお控えください。

手術後の痛み

手術後1時間くらい経ちますと麻酔が切れてきます。チキチクしたりゴロゴロしたりすることがあります。傷口の痛みや傷口にまぶたが触れるためです。もし、痛みが強く就寝できないなどありましたら、痛み止めの内服をお渡ししますので服用してください。また、「ちょっと変だな」と言うことがありましたら、医師の携帯電話の番号をお知らせいたしますので、遠慮なくお電話ください。